日本式BARウッドボール等、繁盛店を複数店舗経営

Name: 後藤 俊行

Age: 39

Company: woodball co.,ltd. / woodball entertainment co.,ltd.

Post: Managing Director

College: 

Language: 日本語、タイ語

日本式BARウッドボール等、繁盛店を複数店舗経営

1975年、静岡県生まれ。
タイでは日本式BARのウッドボールを6店舗、金沢ゴールドカレーを2店舗、深夜食堂を1店舗、カンボジアにウッドボールを1店舗の合計10店舗を経営。
woodball co.,ltd. とwoodball entertainment co.,ltd.の2社を経営。

–事業内容について教えてください

・ウッドボール
僕がバンコクに来て、当時飲みに行きたいお店がなかったので作っちゃったのが最初です。アイリッシュバーに飲みに行ってもなんか違うし、外国のバンコクで日本人が集まれる場所が欲しかったんです。

・金沢ゴールドカレー
地元静岡から大学進学のために金沢に行き、そこで出会った金沢カレーの美味しさに感動し、いつかは自分でもやりたいなと思って出店しました。

・深夜食堂
自分のお店(ウッドボール)が終わった後に、食べに行けるところが欲しかったので作っちゃいました。上記の3つが今の主な事業ですが、どれも自分が行きたいから作ったって感じですね。

 

–各店舗でこだわりはありますか

・ウッドボール
ウッドボールはとても安い料金設定をしてますが、安かろう悪かろうではなく、生ビール、カクテル、どれも最高の美味しさになるようにこだわって提供しております。生ビールは毎日のサーバー洗浄と、グラスの拭きあげ、注ぎ方も徹底指導しています。カクテルは、ソーダやトニックなど、炭酸系は、一度栓を開けて使ったら、残っていても次のカクテルには使わず、すべて捨てています。開けたての炭酸の喉ごしを大事にしているためです。

・金沢ゴールドカレー
日本の金沢カレーの味を維持するために、妥協した食材は使わず、半分は日本からの材料で作っています。

・深夜食堂
食材の鮮度と、接客を重視しています。

 

–起業に迷いはありませんでしたか

迷ったら、やめたほうがいいですね。不安なまま起業しても、うまくいかないです。不安をなくし、迷いがなくなってからの起業がいいですね。
どの事業も最初は大変で、やらなければよかったと思ったことが何度もありましたが、今はやってみて本当によかったですね。また新しい事業にも挑戦していきたいです。

 

–この仕事にはどのようなタイプの人が合うと思いますか

真面目な人より、ある程度遊んでる人のほうが物事知っているので、合うと思います。

 

–タイ人を雇用することは苦労も多いと聞きます

まずは言葉の壁ですよね。でも、タイ人を雇わないと始まりませんから、難しいと言っている場合じゃないです。
それから、タイ人を馬鹿にする経営者がいますが、日本とタイでは文化や教育が違います。1つずつ丁寧に教えれば出来るようになります。僕だって、18歳のころの水商売したての頃は、よく先輩に怒られてましたよ。

 

–今特に力を入れていることは何ですか

すべての店舗の日本人マネージャー、タイ人マネージャーを育て上げることですね。いつまでも僕がすべてを見ることは出来ません。さらにそこから、既存店舗や新規店舗の教育係を育て、僕は新規店舗の視察や、新規事業へ集中できるようにしたいです。

 

–印象に残っている成功体験を教えてください

人によって何が成功かというのは違いますが、僕はまだこれといった成功はしてないです。身近な目標を突破していってるだけですね。いずれは成功者と言われて、憧れるような人を目指したいですね。

 

–それでは印象に残っている失敗体験を教えてください

女の子を接客してたら、カミさんが乗り込んできて喧嘩になったことがあります。(笑)
あとは泥酔して、起きたらお店で寝ていたということも…。

 

–それでもこの仕事を頑張れるのはなぜでしょうか

まあ楽しいからですかね。飲食店に限らず、会社経営って本当に面白いですよ。こんな面白いこと辞めれません。そりゃマイナスになる時もあります。でも、自分のやってることが、すべて反映される。生きてる実感が湧きますね。

 

–タイの飲食店関係者は皆さん仲が良い雰囲気ですが

特にライバル関係というのは無いですね。他の業界だと顧客の取り合いとかあるかもしれませんが、飲食店は、選択肢が広がったほうが、全体の底上げに繋がりますからね。
以前は数軒しかなかった日本人経営のBARも、今では100軒近くありますが、うちは売上が下がらず、むしろ上がっています。どんどん増えて選択肢が広がっていったほうがいいですね。
それから飲食店経営者同士で、よく海外視察にも行きますね。やっぱり、一人より二人、二人より三人のほうが、良いアイデアが浮かびます。情報を出し惜しみしてたら、ダメですね。みんなで共有してそれぞれ良い店にしていかないと、と思っています。

 

–会社のビジョンを教えてください

海外に住んでる日本人のためのウッドボールというBARを、世界中に広げていきたいですね。今はタイ6店舗、カンボジア1店舗ですが、ミャンマー、マレーシア、ベトナム、シンガポールと東南アジアから、逆輸入で日本、そしてアメリカ、ヨーロッパと広げていきたいです。ゆくゆくは月への入植が始まった時に、最初のBARを出来たら嬉しいです。
あとは別の業種にも挑戦していきたいですね。

 

–アジアで働きたい若者へメッセージをお願いします

何も経験せずに、やみくもに日本はダメだ、日本の将来が不安だって、海外に出てくるのではなくて、しっかり日本で色々なことを経験して出てきて欲しいですね。その経験が必ず役に立ちます。
僕は29歳で海外に出てきましたが、日本で得た経験があるからこそ、今があります。
今、タイで売上を伸ばしてる経営者は、みなさん日本で経験をたっぷり積んできた人達です。経験なしでやって夢破れて日本に帰る人がいっぱいいますね。それでも、若いうちからタイやアジアに出てきて、1から経験を積みたいっていう人は、将来のビジョンを明確にして、それに向かって努力していかないとですね。
将来、お店を持って繁盛させたいとか、会社経営したいとか、志を持ってもらいたいです。
ただ、東南アジアは楽だぁ。サバイサバイ(お気楽)でのんびりゆっくり遊んで暮らそうって若いうちから思ってたら、すぐダメになっちゃいますね。
今の時代、お給料の中から生活費を切り詰めて、将来自分のお店を持つためにちょっとでも貯金にまわすという考え方はナンセンスです。それでは10年経ったってお店を出せません。そのお金は、飲みに行って人脈を広げるなり、スキルアップに使うなり、旅行に行って違う世界を見てくるなりした方が良いです。交友関係や、経験を積めば、見てる人はちゃんと見てます。そして「あなたなら間違いない」と出資してくれる人が出てきます。貰ったお金を全部使えと言ってるわけではなくて、切り詰めて生活するのではなく、もっと有効利用しましょうということですね。

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